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サンダル運転の罰金はいくら?違反点数についても気になる!

2024年6月14日

今年も暑い季節がやってきそうです。夏になると、暑さを凌ぐのにどうしても軽装になりがち。

オシャレは足元から(古い?)なんてよく言いますが、暑い季節になるとどうしてもサンダルになりがち。靴下を履くのが嫌ですから。

そんなサンダルでの車の運転って、違反ではないのでしょうか?今回はサンダル運転での罰金や、違反点数について解説します。

サンダルで運転した場合罰金はあるの?

結論から話せば、車の運転中にサンダルを履いていること自体が直接的に罰金を科されることはありませんが、安全運転の観点からいくつかの注意点や法的な側面があります。

まず、法的な観点から紐解いてみると、

1. 道路交通法
道路交通法には「履物」に関する直接的な規定はありませんが、安全運転義務違反(第70条)が適用される可能性があります。

運転に支障をきたす履物(サンダルなど)を履いて事故や危険な運転をした場合、結果として安全運転義務違反とみなされることがあります。

2. 安全運転義務違反
安全運転義務違反が認められた場合、反則金が科せられることがあります。

この違反は、運転者が適切な運転操作を行わなかったと判断された場合に適用されます。

具体的には、サンダルで運転してブレーキ操作が遅れたり、事故を起こしたりした場合です。

安全運転義務違反には反則金も科されることがあります。普通自動車の場合、反則金は9,000円となります。

次に、サンダル運転でのリスクと注意点を確認してみましょう。

1. 操作性の低下
サンダルは足にしっかりとフィットせず、ペダル操作中に滑ったり外れたりするリスクがあります。これにより、ブレーキやアクセルの操作が遅れる可能性が高まります。

2. 交通事故のリスク
操作性の低いサンダルは、交通事故のリスクを増大させます。特に急な停止や回避行動が必要な場合、サンダルのせいで迅速な対応ができないことがあります。

3. 保険の適用
事故が発生した際に、サンダルで運転していたことが原因と判断された場合、自動車保険の適用が制限される可能性もあります。

以上のような、法的観点や、実際のリスクや注意点を確認すると、あまり推奨されない事がわかります。

サンダル運転での罰金はありませんが、モラルに欠ける行動は推奨されない事です。

サンダルで運転した場合の違反点数は?

サンダル運転で、直接的には罰金がない事は分かりましたが、違反点数はどうなってるでしょうか?

結論から解説すると、サンダルでの運転そのものが直接的に違反点数を科されることはありませんが、サンダルの着用による運転が安全運転義務違反と見なされる場合があります。

先ほどの罰金でも説明した通り、安全運転義務違反と見なされると、罰金9,000円です。

考えられる違反点数と罰則に関して解説します。

違反点数
サンダルでの運転自体に対して直接的な違反点数は設定されていません。

しかし、サンダルの着用が原因で安全運転義務違反と見なされた場合、違反点数が科されることがあります。
安全運転義務違反に対しては、一般的に2点の違反点数が科されます。

◎取り締まり
警察官がサンダルで運転していることを理由に直ちに違反として取り締まることは少ないですが、事故や危険な運転行為が発生した場合に、サンダルの着用が安全運転義務違反の一因と見なされる可能性があります。

◎事故の際の影響
事故が発生した場合、運転者がサンダルを履いていたことで適切な操作ができなかったと判断されると、過失割合が増加する可能性があります。

また、保険会社からも過失として指摘される可能性があります。

サンダルでの運転自体が直接的に違反点数を引き起こすことはありませんが、安全運転義務を果たさなかったと判断される場合には、2点の違反点数および反則金が科されることがあります。

安全運転のためには、運転に適した履物を選ぶことが重要です。

サンダル運転には、かかとが固定されるものを推奨

サンダルで車を運転する場合、かかとが固定されているサンダルが望ましいとされています。
ビーチサンダルや、ハイヒールなどでの運転は大きな事故を起こす危険性が高いです。
かかとが固定されているサンダルは、運転中に足がペダルから滑りにくくなります。
デシャップ
デシャップ
これは急ブレーキや急な操作が必要な際に特に重要です。
かかとが固定されていないと、足が不安定になり、ペダル操作に遅れや誤操作が生じる可能性があります。
かかとが固定されているサンダルは、足の負担を分散させるため、疲労軽減になります。
長時間の運転でも疲れにくくなり、運転中の集中力を維持するためにも重要です。

参考

過去には死亡事故も起こっています。埼玉県熊谷市で当時30歳の主婦が、前方の車に衝突。そのはずみで約120m車が暴走し、道を横断しておいた小学生のはねて死亡させたという事故が起こっています。その原因がその時、30歳主婦が履いていた厚底サンダルが事故の原因として、業務上過失致死罪で逮捕されています。

【まとめ】サンダル運転の罰金はいくら?違反点数について

サンダルでの運転そのものが直ちに罰金、違反点数とはなりませんが、安全運転を確保するためには適切な履物を選ぶことが重要です。

運転中は足にしっかりとフィットし、ペダル操作に支障をきたさない靴を履くことが推奨されます。

これにより、事故のリスクを減少させるだけでなく、安全運転義務違反による罰則を回避することができます。日頃より安全運転を心がけましょう。

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