飲食店にとってリピーター、常連さんを多く持つことはとても重要な事です。
来てもらったお客様に、喜んで帰っていただき、もう一度来ていただくことが僕たちのお仕事なんです。
お客様の「ありがとう。」や「ご馳走様!美味しかった。」の言葉をいただけると、疲れが一気に吹っ飛んで元気をいただけるものです。
では、どんなサービスが喜ばれていたのかを紹介してみたいと思います。
お客様に自分のファンになってもらい、お店のファンに!
僕が勤めていた飲食店での話なんですが、その場所は玄界灘に面した半島にある、旬な魚をメインにしたお店でした。僕の飲食業の原点です。
お刺身はもちろん、活づくりや煮つけ、天ぷら、お寿司、様々な旬な魚の特徴を生かして、ランチなど色々な料理を提供していました。魚を覚えたのはこのお店からです。
田舎町にあるお店だったので、車を使わないとなかなか来るのに不便なところであったため、お客様に興味を持ってもらうのにとても苦労した記憶があります。
始めたは、お魚の活づくり無料券や来てくれたお客様へのDMなど、誰でも思いつくような活動はやっていたのですが、田舎町と言うこともあり、なかなか常連さんになってくれるのに時間がかかりました。
どうしたらお店のファンを作ることができるのか?まず僕たちが考えたのが、自分を目当てに来てくれたお客様に一品サービス料理を提供することでした!
「〇〇います?」「○○呼んでくれる?」と従業員の誰かを目当てに来てくれるお客様に、あらかじめ用意しておいたサービス品を無料で提供するということです。
大抵のお客様は、「あのお店の店長、昔からよく知ってる。」とか「あそこのお店に友達がいる。」ということを知り合いや友達に話したい心理があります。それをサービスに生かしたということですね。
お客様にサービスすることで喜んでもらえると、こちらまで嬉しくなってきて、自分のファンをもっと増やしたいと思うようになってきます。
お客様の方もスタッフから「○○さんお疲れ様です。来てくれたんですね。」の一言だったり「○○さんイカが好きだから、この料理ぜったにおススメですよ!」という会話も自然と増えてきて、居心地が良くなりお店のファンになってくれるんです。
飲食店の中には、サービスで一品料理を提供することは邪道だと考える方もいるかとは思いますが、僕が経験してきた上で、知り合いにサービスを提供することは悪いことだとは思いません。
ちょっとしたことなんですが、ちょっとしたサービスが大切なんですよね。
常連さんには名前で会話。居心地がいい空間づくり
飲食店は、非日常を与える場だと思って接客しています。
日頃のストレスを癒してくれる場だったり、その場にいると現実逃避できる場所であったり、来てくれるお客様に居心地がいい空間を提供できるかが大切だと考えています。
そんな中で、個人的に意識していることは、常連さんとは名前で呼び合って会話を楽しむという事です。
簡単に言えば、家族のような存在でいれるような空間を作ることで、自然とリラックスできて、料理やドリンクを美味しく楽しめるのではないかと考えたんです。
もちろん呼び捨てなんてことはしませんが、気心が知れた関係になってくると、名前で呼び合うことが自然にできてくるんです。
今では常連のお客様の好き嫌いを把握するのは当然の事、それを知るキッカケとなるのはちょっとした会話の中からなんですから。
スタッフと接することを嫌がるお客様もいますが、大半の方は気持ちよく話をしてくれます。
飲食店にはそういった空間作りも、サービスの一つだと思います。
無料送迎で遠方のお客様をファンにする!
田舎町にあるようなお店は、来てもらうのに一苦労するとことがあります。
お店の事を知ってもらわないと、サービスをなかなか提供できないのがデメリットなんです。
しかし、交通が不便な田舎町にあるのは変わりません!そこで考えたのが、予約してくれたお客様への無料送迎です。
交通手段が車しかなかったため、地元の方を中心に、そんなに遠くないお客様にも少人数でも積極的に無料送迎しました。もちろん団体のお客様もマイクロバスでの無料送迎サービスを行ったところ徐々に、遠方からも来ていただけるようになりました。
無料送迎はお店にとっても簡単にできるサービスではありませんし、とても体力を使うサービスですが、僕の勤めていた飲食店のようなところでは、とても効果的なサービスでした。
もし、僕がお店を開業するならば必ず無料送迎はサービスで実践しますね。
人数も制限がありますが、ハイエースのような車を購入して、予約制で予算を設定して、行ける範囲内でのサービスは考えますね。
それだけ無料送迎は、飲食店では効果があるサービスとしておススメです。
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