またしても園児バスでの置き去りが原因で、女児が死亡しました。死亡の原因は熱中症によるもので、バスの車内に5時間もの間置き去りにされていた様子です。
場所は静岡県牧之原市静波の、私立の認定こども園「川崎幼稚園」。この日の静岡県牧之原市の最高気温は30,5度。昨年、福岡で同じような置き去り事件が起こったばかり。なぜ同じような事が繰り返されたのか、バスを運転していた理事長でもある増田立義園長についてや、川崎幼稚園のことなど気になることを調べてみました。
増田立義園長(理事長)の顔画像
園児バスを運転していたのが、73歳になる川崎幼稚園の理事長でもある増田立義園長。増田園長の顔画像はサイトの方でも公開されています。
昭和24年生まれで、昭和43年榛原(はいばら)高等学校卒業、昭和47年専修大学経営学部卒業、平成11年浪速短期大学通信教育学部保育科卒業、という経歴。
出典元:日刊スポーツ
幼稚園の増田立義理事長はNHKの取材に対し、「申し訳なく思っている。亡くなった園児は、園児たちを帰すときにそれまで閉め切っていたバスの中で見つかり、登園時から中にいた可能性もある。ふだんは登園時にバスから全員が降りたか確認しているはずだが、きょう園児が残っていた理由は分からない」と話しています。
引用元:NHKニュースWEB
川崎幼稚園児バスに置き去り「幼児虐待遺棄で事件の可能性」
こういった事が起こると、過失ではなく事件性があったのではないかと疑ってしまう声が多いのも事実です。なぜ確認を怠るのか、疑問で仕方ありません。
運転手はなんで確認しないんや

この取残し対策は今徹底してヤッてると思うがどんだけ杜撰なんだよ



またバスに置き去りにされ未来ある子供の命が失われた。
なぜ幼稚園の送迎バスに園児を置き去りにしたのか原因究明を行わなければならない。
正しく安全管理が徹底されていたのか疑問だ。
園児が1人いなければ普通気付くはずだが、人員確認を川崎幼稚園ではしないのか?https://t.co/J0mm8bJn9Q— 🇯🇵令和タケちゃん YouTuber (@wyverns15611302) September 5, 2022
亡くなった3歳女児は河本千奈ちゃん
バスに置き去りにされたのは、牧之原市静波の河本千奈ちゃん3歳で、川崎幼稚園の職員が気づき「園児が通園バスの車内で倒れている。意識がない」と警察に通報。病院に運ばれましたが1時間半後に死亡が確認されました。
この日の送迎は、午前8時半ごろ河本千奈ちゃんら6人がバスに乗車し、午前8時50分ごろ川崎幼稚園に到着。午後2時10分ごろ千奈ちゃんがバスで発見されました。幼稚園に到着しておよそ5時間もの間置き去りにされ、熱中症が原因で亡くなったとされています。

静岡県牧之原市の川崎幼稚園の場所を確認
川崎幼稚園の所在地は、静岡県牧之原市静波1398-2
出典元:https://www.kawasakiyouchien.ed.jp/
2、家庭との連携を密にし、正しい幼稚園教育の理解と協力を深める
3、一貫教育の場としての幼児教育の機能を果たす
1、健康で明るい子
2、努力と忍耐 がまん強い子
3、自分で考え工夫してやりぬく子
川崎幼稚園の1日のスケジュールに問題はなかったのか
川崎幼稚園の一日の流れに問題はなかったのでしょうか?
8:30 登園 (あいさつ 所持品の始末 着替え) 自由遊び
9:45 後かたずけ (トイレ 手洗い うがい)
9:50 朝の会 (朝の歌 出席シールを貼る 絵本、紙芝居を見る)クラスの活動
11:30 後片づけ (トイレ 手洗い うがい 給食準備)
11:45 給食 (後片付け 歯磨き)
12:30 自由遊び(先生や友達と遊ぶ)
13:30 後片付け (トイレ うがい 手洗い)クラス活動
13:40 帰りの支度 帰りの会
14:30 降園
この一日のスケジュールの間に、9:50分朝の会では出席シールを貼るとあります。その時点で気が付かなかったのか疑問ですし、このように一日の流れを見ていると、置き去りにされていた5時間もの間、気が付きそうな場面が多々あるのがとても悔やまれます。
福岡での園児バス置き去りで生かされなかった教訓
今回と同様の事案は、記憶に新しい2021年の7月福岡県の中間市の双葉保育園で、保育園に通う園児、倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が、送迎バスの中に取り残され熱中症で死亡した事案。
その当時も決して起こってはいけない事件だと、世間やメディアでも話題となりましたが、今回また1年という短い期間で起こってしまったんです。中間市の双葉保育園の事件では、事故当時の浦上陽子園長(44)と園児を降車させる係だった保育士(58)を業務上過失致死罪で在宅起訴しました。さらに、バス到着後に出欠確認を怠ったとして当時の担任と副主任の計4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
この事件で文部科学省は、“保育所、幼稚園、認定こども園及び、特別支援学校幼稚部における安全管理の徹底について”という文章を作成し、再発防止を防ぐことを約束していました。その内容が子供の出欠状況については、保護者への速やかな確認、職員間における情報共有を徹底し、子供の人数確認は、ダブルチェック体制をとると示しています。
今回またも同じ被害にあった園児が出てしまい、教訓は全く生かされていないことが分かります。同じ過ちを犯し、これ以上被害者を出せないことを徹底していただきたいものだ。
【追記】理事長がバスの運転は急遽!高齢化、人員不足が招いた事故
川崎幼稚園は通常バスの運転手を雇っており、今回のバスも普段は運転手がいたことが分かっています。しかし、事故が起きた日は、理事長が急きょ運転することが関係者の話で明らかになっています。人員不足が原因とも考えられますが、調べていると気になる事が出てきました。


今回の事故では、本来、送迎バスの担当の運転手が不在で急遽、増田理事長がバスを運転することに。同乗していたのは70代の派遣社員の女性。確認を怠っていたことで起こった悲劇。高齢化で人手不足だけが原因で解決することは到底無理であろう。
【追記】川崎幼稚園過去にもバス置き去りあった!卒園児保護者の証言
川崎幼稚園では、過去にも園児がバス置き去りにあったことを卒園児の保護者の方が証言さています。

川崎幼稚園・増田太朗事務長
『本日は報道の会見はございませんので、またあらためて機会を設けてお話しいたします。
申し訳ございません』バスを運転していた70代の園長は取材に対し
『登園時にバスから全員が降りたか確認していなかった』と明かしている。#バス置き去り pic.twitter.com/x5TQZB41RU— 🌸蒼煉若桜🌸【まぁチャマ】 (@wakasaX0135870) September 6, 2022
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