宮崎県木崎浜で開催されてたサーフィン大会中に、参加していた10代の男性が意識不明の状態で緊急搬送されました。海をよく知るサーファーに一体何があったのでしょう?画像を交えながら、当日の気象情報、意識不明の原因などを中心に、大会が行われていた木崎浜の場所などを調べてみました。
【画像】サーフィン大会で10代男性意識不明
サーフィン大会で10代の男性が溺れ、意識不明の状態で緊急搬送。海をよく知るサーファーがなぜ溺れるような事となったのでしょう。
サーフィン大会が開催されていた宮崎県木崎浜当日の気象情報はこちら
午前中にかけて波の高さはサーフィンするにはそれほど大きなものではありませんが、風速は北北東5メートル以上で、10代男性が溺れた当日かなり海が荒れてる状況であることが画像からも分かります。
大会中という事もあり、出店中のお店の旗が風で激しく揺れていることが分かります。宮崎県には数多くのサーフスポットがあり、その中でも木崎浜は多くのサーファーが全国から波を求めて訪れる有名なポイントです。
10代の男性が意識不明になった、木崎浜の潮の状況がコチラです。
当日の潮は中潮。男性が搬送された午前10時ごろの潮は、潮が引いてくる干潮なので波がバレルになった状態(波がホレた状態)であったことが分かります。そうなると、一つ間違えば、砂浜に頭ごと叩きつけられることも考えられます。
画像を見る感じ、そこまで大きな波が押し寄せているわけではありません。木崎浜は初心者から上級者までサーフィンを楽しめる場所なのですが、大会に参加していた事を考えると、全くの初心者とは考えずらいでしょう。
しかも、多数の関係者が海を見守っていたっことを考えると、溺れて意識不明の状態であるのが不自然だと考えるのが当たり前かと思います。
【画像】サーフィン大会中に溺れた「原因は極度の緊張か」
10代の男性は大会中に転倒した後、競技を再開しなかったため、関係者が救出したところ意識不明の状態であったため病院に搬送されました。

大会に出るくらいのレベルがあって、板があればまず溺れない。緊張と急な運動による心臓発作などの可能性が高い。
大会ともなれば、緊張もあるでしょう。サーフィンはかなり体力を使うスポーツなので、準備運動が足りず、急激な運動で緊張と合わさって心臓発作になる可能性は十分に考えられます。
ここ最近は九州地方も気温が下がり、その影響で水温も低い状態であったと考えられます。
木崎浜の海の状況をよく知る方の言う通り、カレント(離岸流)がかなり強い時があり、状況によっては上級者のサーファーしか受け付けない、世界クラスの波を体感できることも少なくありません。
そんな状況でも大会ともなれば、画像に写る停車中の車のように多くのサーファーが訪れているのです。
今回、大会に参加していた10歳の男性は、まず溺れたとは考えにくいです。ボードと足はコードで固定されていますし、離岸流に流されるほどの波ではありませんし、ましてや関係者は多数見守っている状況です。
そういったことを考えると、やはり緊張と急激な運動によって男性の体になんらかの変化があったのではと考えられます。早く意識を取り戻し、回復される事を祈っています。
宮崎県木崎浜の場所は?「全国でも有名なサーフスポット」
所在地:〒889-2151 宮崎県宮崎市熊野2206−1
長いビーチがが特徴的な木崎浜は、ビーチが長さ2から3キロあるとされています。サーフィンの大会では世界大会も開催されるほど、波に関しては国内屈指のポイント。
駐車スペースも約400台と言われており、トイレやシャワーも完備されていることから、全国からサーファーが訪れとる場所として人気の木崎浜。関東などのサーフポイントとは違って人も少なく、サーフィン初心者から上級者まで楽しめる場所とされています。
9/7-15 ISA「2019 ISA World Surfing Games Presented by VANS」は宮崎県宮崎市木崎浜海岸で開催。会場の天気は曇り。風はまだ無風。波はムネカタ。潮回り。大潮。満潮5:35、18:25。干潮12:00。オフィシャルサイトはこちら。https://t.co/lagHgLIkuZ pic.twitter.com/zeDzbSrTUW
— SURFMEDIA (@SURFMEDIAJAPAN) September 12, 2019

遊泳者やサーファーがいる時は、波打ち際から150m以内に近づかないこと
【追記】サーフィン大会で10代男性意識不明「理由は頸椎損傷の可能が高い
サーフィン中の怪我で、頸椎損傷はとくある事例のようです。サーフィン中に波に巻かれてしまい、そのまま海底に頭などをぶつけて、意識をなくし海面に浮かんでしまったという事例がいくつか発表されています。
今回、10代の男性が意識不明になったのも頸椎損傷によるものである可能性が高いと言えます。プロサーファーでも首周りにダメージを負っているサーファーは多く、とても故障が多い部分として日々のメンテナンスが大切になってきます。


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